概要
PS1/PS2-USBコンバーター(LAY-002-01)は通常Direct Inputですが、中身を書き換えることでXInputに変更することができます。
手順
Arduino IDEを導入済みの場合は「ボードの追加・指定」まで飛ばします。
Arduino IDE導入手順
Arduino IDE (https://www.arduino.cc/en/software)をダウンロードしてインストールします。
お好みでUIを日本語に変更する。
「File」→「Preferences」→「Language」を English から 日本語 に変更。
ボード追加・指定
「ファイル」→「基本設定」→「追加のボードマネージャのURL」の右のボタンを押し、新しい行にhttps://raw.githubusercontent.com/dmadison/ArduinoXInput_Boards/master/package_dmadison_xinput_index.json
を追加。
ボードマネージャ(左の基板アイコン)を開き、「XInput AVR Boards」と「XInput SparkFun Boards」を検索して追加。
途中で管理者権限を求められた場合は許可して続行。
「ツール」→「ボード」→「XInput SparkFun Boards」→「SparkFun Pro Micro w/ XInput」を選択。
「Processor」→「ATmega32U4 3.3V, 8 MHz)」を選択。(デフォルトで選択済み)
ライブラリインストール
ライブラリマネージャーから「XInput」と「PsxNewLib」を検索しインストール。
※依存関係のメッセージが出たら「全てをインストール」を選択。
スケッチの入力
スケッチ(プログラム)は以下に掲載しています。
https://github.com/Lay31415/PS2XInput/blob/main/PS2XInput.ino
内容を全てコピーしてArduino IDEに貼り付けます。
書き込み
「ツール」→「ポート」にて接続したコンバーターのCOMポートを選択します。
COMポートの番号が分からない場合は抜き差しして表示が消えたものをそれと判断します。
準備ができたら書き込みボタン(「→」マーク)を押して書き込みを行います。
書き込み後はコントローラーの表示名が変化します。
(Windowsの検索窓にjoy.cpl
と入力して出る「ゲームコントローラー」画面で確認)
元のコンバーターに戻す場合
以下の記事を参考に、通常の手順で「ボードの選択」「スケッチの書き込み」を実施してください。
※XInput化後に再書き込みを行いたい場合、ボードが認識しない場合は以下の手順を実施してください。
1. ボードを接続しArduino IDEで認識していない状態のまま、構わず書き込みボタンを押す。
2. 「コンパイル中」になったら基板上のリセットボタンを2回押す。
(リセットボタンは蓋を開けると基板上に配置してあります)
3. リセットボタンを押した後にArduino IDE上でボードが認識される
4. COMポートがズレている場合は素早く一致させる。
5. コンパイルが完了し、書き込みが始まるタイミングでボードが認識されていれば書き込みが実施される。
コンパイルが早めに終わってしまった場合はもう一度リセットボタンを押してボードの認識を延長させる。
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